活性酸素は、その名のとおり活動力の強い酸素であり、体内の細胞を酸化させて傷つける作用があります。遺伝子内の核酸にとりつけば、正常な細胞をがん細胞へと変質させますし、悪玉コレステロールと結びつけば動脈硬化の原因になります。皮膚内のコラーゲンにとりつけば、しわやたるみなど皮膚の老化を招きます。ほかにも、糖尿病、リウマチ、アルツハイマー病、胃潰瘍など、活性酸素が原因となって発症する病気はなんと二〇〇を超えるといわれます。活性酸素はまさに万病のもとなのです。

現在、医学界ではこの活性酸素を危険視し、除去するためのさまざまな研究が進められています。その一つが、活性酸素を吸収する作用があると研究発表された「還元水(電解還元水)」です。一九九七年、九州大学農学部の白畑宵隆教授(現在は大学院農学研究院所属)と日本トリムの研究グループが共同研究の末に発表しました。

アルカリイオン水を常用するには、二つの方法があります。

一つはペットボトルを購入する方法。アルカリイオン水はペットボトルでも市販されています。この場合、天然水を電気分解したものが多く、おいしい軟水を飲めます。ただし、pH値は決まっていて、体調に合わせてpH値をかえることはできません。

もう一つは自宅に整水器を取りつける方法。この場合は水道水を使うことになります。水道水に含まれる塩素や雑菌、カビなどの不純物を、浄水機能を使って取り除き、トリハロメタンや溶解性鉛などの有害物質も除去します。その浄化した水を電気分解して、アルカリイオン水や酸性水をつくります。

整水器を使うメリットは、アルカリイオン水をいつでも気軽に飲めることです。

さらに、体調にあわせてpH値をかえられます。高いpH値の水を飲むと気分が悪くなり、嘔吐することもあります。初めはpHを8~9と低めに設定し、二週間ほどかけて少しずつpH値を上げ、最終的にpH9~9.9を毎日飲むと効果的です。

天然の水とは反対に、あえて人の手を加えることによって健康効果を高めた水もあります。「特別な機能を付加した水」という意味で、「機能水」と呼ばれる水です。

ただ、機能水とは科学用語ではなく、定義もありません。定義がないだけに、自称「機能水」が市場には氾濫し、「万病に効く驚異の機能水!」などと誇大に宣伝している水もあります。なかには科学的データを集めて報告しているものもありますが、根拠のあやしいものや、理論を間違えているものが少なくありません。

今のところ、「機能水」と厚生労働省が認めるのは、アルカリイオン水だけです。

アルカリイオン水とは、水を電気分解してできるアルカリ性の水で、電解水の一つに入ります。純粋な水はpH7の中性ですが、カルシウム化合物を添加し、電極を浸して電圧をかけると、陰極で水素が発生し、アルカリ性の水をつくることができます。