水の飲み方


ゲルマニウムウォーターは本当に体によいか?

最近話題の水といえば、ゲルマニウムウォーターでしょう。この水に含まれる有機ゲルマニウムは、抗がん、抗酸化、免疫機能向上という、現代人の健康には不可欠な三拍子がそろったミネラルとして注目されています。

また、有機ゲルマニウムには水に溶けやすい性質があり、体内に入ると血液中にスムーズに溶け込みます。

そして、ドロドロになった血液の状態を改善する効果があるというのが、いま、広くいわれているゲルマニウムウォーターの効能です。

ただし、有機ゲルマニウムに直接このような効能・効果があることは、医学的にまつたく証明されていないのが、実際のところ。天然水に有機ゲルマニウムを添加した非常に高額な水もインターネット上でみかけますが、有機ゲルマニウムに関しては科学的な実証はまだこれから、という状態です。 


更年期障害対策には硬水、海洋深層水、アルカリイオン水

更年期は誰もが通る道ではあるものの、症状の程度やタイプは人によって異なります。更年期障害が重くのしかかっている人には、日々が苦痛の連続でしょう。

ところが、検査をしてみても、治療を必要とするほどの異常はほとんどみつかりません。医師には「年のせいだから」と冷たい一言を浴びせらせ、結局、いつ終わるともわからない苦痛にがんじがらめにされながら、毎日を過ごす人が大半です。

また最近は、男性の更年期障害も増えています。女性と同じくホルモン分泌の乱れからくるのですが、「男なのに更年期障害なんてありえない」と自覚症状に知らぬふりをし、症状を悪化させてしまう人も少なくありません。

実は、更年期障害は方法しだいでもっと楽に乗り切れます。それには、症状の一つ一つを根気よく軽減させていく対策を立てること。この対策として、水が非常によい効果を発揮します。更年期障害は、体を構成している細胞が異常刺激を受け、それが発症の引き金となっていると考えられます。水にはその異常刺激を緩和する働きがあるとともに、加齢が体に与える影響を軽減する力があります。症状に応じて毎日、コップ半分から一杯ずつ合計ニリットルくらいになるよう飲みましょう。 


セルライト対策に炭酸水

お尻や太ももにいつのまにかできてしまうデコボコも、女性を悩ます憎き老化現象の一つです。

お尻や太ももにできるデコボコはセルライトと呼ばれ、脂肪の組織が線状に現れたものです。脂肪細胞の周りに老廃物や水分がたまってしまい、大きなかたまりとなって皮膚表面近くに現れているわけです。

セルライトは、悲しいかな、一度できるとどんどん肥大化する性質があります。

セルライトの最大の要因は、血行不良や代謝の低下です。そのため、代謝が悪く、冷え性で汗をかきにくいような人ほどできやすくなります。下半身や下腹部などにつきやすいのも、こうした部分が冷えやすく、血液循環がとどこおりやすいからです。 


美肌にはアルカリイオン水を少しずつ飲むのがいい

本当の美しさとは、外面のきれいさだけではかれるものではありません。体の内部からはつらつとした輝きを発する人には、つい見とれてしまうような魅力があります。

美肌のためには、水の飲み方にも気を配ってください。たとえば花壇にバケツの水をぶちまけたらどうでしょうか。水たまりができてしまい、そこにある花もダメになってしまいます。花壇の水は、じょうろなどを使って花と土を優しく湿らせるように水をまくはずです。

肌もこれと同じ。美肌には水が必要だからといって、一度に大量の水を飲んでも害になるだけです。体に水を優しく浸透させるような気持ちで、のどか渇いていなくても、こまめに飲むことが大事です。一回に飲む量はせいぜいコップニ杯まで。一日に飲む水の適量はふだんは一.五~ニリットル、暑い日は二~二.五リットルです。 


目覚めの一杯は生命の源

就寝前の水と同じくらい大事なのが、目覚めの一杯の水。私も起きぬけにコップ一杯の冷たい水を飲むことを日課にしています。

目覚めの一杯の水が大事である最大の理由は、睡眠中に高くなった血液の濃度を下げることです。ドロドロの血液が血管をつまらせないようにするには、目覚めてからなるべく早く水を飲むこと。血液の濃度が下がり、血がサラサラと流れだします。

実際に脳梗塞で病院に運ばれてきた患者さんをみると、血液の濃度がとても高く、そのままにしておくと血管がどんどんつまって悪化していきます。ところが、水分を補給すると、血液の粘度が下がってサラサラになり、悪化を防ぐことができるのです。

目覚めの一杯の水が大事な二つめの理由は、胃腸の働きを促進することです。


寝る前の1杯の水が命を守る

水を飲むタイミングとして、忘れてはいけないのが就寝前です。寝る前には必ずコップ一杯の水を飲んでください。

睡眠中、人は自分で感じている以上の汗をかきます。呼吸による水分の放出も含めれば、就寝後に失われる水分量は約五〇〇ミリリットル、多いときには1リットルにも上ります。これだけ水分量が減れば、起床時には体はカラカラ、血液はドロドロです。血液の濃度が高まれば、当然、血管はつまりやすくなります。そのドロドロの血液が脳でつまれば脳梗塞、心臓でつまれば心筋梗塞です。

脳梗塞や心筋梗塞の発作が起こりやすいのは夜中、そして早朝から午前中にかけてです。睡眠中に多くの水分が失われ、午前四時から八時にかけては血液の濃度が最も高くなっているため、血管がつまりやすいのです。

就寝中の水分の喪失は防げません。けれども、就寝前にきちんと水分を補い、体内の水分量をしりかリ満たしておけば、血液の著しいドロドロ化を防げます。


正しい水の飲み方は「ちびりちびり」

水は飲み方も大事です。理想をいえば、ちびりちびり、こまめにゆっくり飲むこと。こまめに飲めば、体が水分不足を感じることもなく、新陳代謝も活発に働きます。目安としては、だいたい三〇分おきにコップ半分ずつ飲むのが理想的でしょう。

そうはいっても、日々忙しい人にはこの飲み方は少々面倒かもしれません。そのような人は、一日一〇回、コップー杯ずつ飲み、のどの渇きが強いときには二杯を目安に飲んでください。こうすれば、一.五~ニリットルはなんなく飲めます。

また、水を飲むタイミングも大事です。


少なくとも1日1.5~2リットルは水を飲む

水は飲みすぎても、飲む量が少なすぎても健康を保つことはできません。

水分量の減少は生命の維持にかかわる大問題です。ですから、水不足に対して体は即座に反応します。体内の水分量がわずかニパーセント減れば、のどか渇きます。これは「水を飲んで!」という体からのSOSなのです。

ところが、そのSOSを見過ごし、体内の水分量を三パーセント減らすと、もはやのどは渇きを感じません。六パーセント減れば体内での水分の調整が不能となり、脱水症状になります。そして、一〇パーセント失ったところで危機的状態に陥り、二〇パーセントを失うと命を落とします。

体は一日に約一.五リットルもの水分を排出しています。六〇キログラムの人が体重の二〇パーセットの水分、すなわちこ1リットルを失うまでに、水分をいっさいとらないと単純に計算すれば、五日とかかりません。人は食べ物がなくても水さえあれば二~三週間は生きられます。しかし、水を飲まなければ5日で死んでしまうのです。


水中毒の危倹性ー水を飲みすぎると危険

何ごとも過ぎたるは及ばざるがごとし。水を大量に飲むのは、実は危険なことです。体調を崩すばかりでなく、ひどいときには命を落とすことさえあります。

二〇〇七年一月、アメリカで水の飲みすぎによる死亡事故が起こりました。カリフォルニア州サクラメントのラジオ局のトーク番組が、「トイレに行かずにどれだけ水を飲めるか?」というコンテストを催し、優勝商品の日本製人気ゲーム機をかけて約二〇人の聴取者が競いあったのです。その死亡した女性はまだ二八歳、三人の子の母親で、優勝して子どもたちにゲーム機をプレゼントするつもりだったといいます。

スタッフたちは水の飲みすぎによる危険性を認識していましたし、コンテストの最中、聴取者の看護師から忠告の電話も入りました。それにもかかわらず、彼らはおもしろかってコッテストを続けたのです。結局、彼女は水を約六・五リットル飲んだところでリタイアし、その日の午後、自宅で死亡しているのが発見されました。 


汗をかかない努力は命を縮める

発汗作用はただちに生死に直結する間題をともないます。発汗作用が正常に働かないと、私たち人間は命を守れません。

ところが最近では、汗は嫌われ者です。「汗」イコール「臭い」イコールコ不潔」と、日本人はこぞって困った思考回路を築いてしまいました。おじさんたちは「汗をかくと臭うから嫌われる」、若い人は「汗は不潔」と、みんなで汗をかかないよう努力し、なかには汗をかくのを嫌って水分の補給をひかえる人もいるほどです。

実は、その努力が命を縮めかねないほど危険なことをご存じでしょうか。

毎夏、熱中症になり救急車で運ばれる人が増えています。最近では、亡くなる方も珍しくありません。熱中症とは、外気温の上昇によって体内に熱がうっ積した状態で、不快感や頭痛、叶き気などをもよおし、悪くすると意識障害や死にいたります。

 


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