酸性とアルカリ性の水の違い

ミネラルウォーターの健康作用の決め手の一つは硬度。そして、もう一つが水分中の水素イオンの濃度指数(pH値)です。

pH値は、pH7を中性とし、それより大きな数値になるとアルカリ性、小さい数値になると酸性を示し、0から一四までの数値で表されます。

健康増進に優れているのは、アルカリ性の水です。健康な人の体液はpH値がだいたい七・四と弱アルカリ性なので、アルカリ性の水は体との相性がとてもよく、吸収率も高くなります。ただし、人間の体は疲れてくると酸性に傾きます。こうなると新陳代謝がとどこおり、中性脂肪や糖の分解なども悪くなる、という悪循環に陥ります。

そうした場合にもアルカリ性の水を飲んで本来の体内環境に戻してあげれば、新陳代謝が再び活性化され、中性脂肪や糖の分解をうながせるのです。

さらにアルカリ性の水には万病のもととされる活性酸素を抑える働きもあります。

つまり、新陳代謝を高め、活性酸素の働きを抑えるアルカリ性の水とは、疲れやすい環境に暮らす現代人にこそ必要な水といえるのです。

これに対して酸性の水のよいところは、抗菌作用があることです。風邪の引き始めなど、弱酸性の水でうがいをすると効果的です。ただし、日常的に飲むことはおすすめしません。体を酸性に傾かせては、健康によくないからです。

炭酸水も弱酸性の水が多くなります。炭酸水は疲れ物質である乳酸を中和する作用に優れ、疲労を感じたときに炭酸水を飲むと疲れがスッとやわらぎます。ですから、炭酸水は疲労回復に即効性の高い水といえます。とはいえ、酸性の炭酸水は飲みすぎてもいけません。炭酸水は疲れたときに一~二杯スポット的に使い、アルカリ性の水は長期的に飲むというように使いわけてください。

ちなみに、人の肌は弱酸性で、雑菌が繁殖するのを防いでいます。しかし、汗や皮脂などで肌が汚れてくるとアルカリ性に傾き、雑菌の繁殖を許してしまいます。ですから、酸性の水は顔を洗ったり、化粧水として使ったりすると美肌に役立ちます。

アルカリ性の水は日常的に。酸性の水はうがい、洗顔に。

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